刑事事件における飲酒運転の違いについて

減らない飲酒運転

お酒というのは飲むと必ず人間の運動神経に影響を及ぼします。一瞬の判断が鈍ってしまったり、思考能力が低下したりとその影響は様々です。
飲酒運転は絶対に行ってはいけない行為ですが、年に何度かは必ずニュースや新聞で取り上げられます。何らかの被害が発生すれば必ず刑事事件になってしまうのが飲酒運転です。

「酒気帯び運転」の条件と刑罰

さて、飲酒運転と一言にいっても実はいろいろな種類があります。飲酒をした運転が疑われる場合には、警察は運転手の呼気をアルコール検査によって調べ、その呼気に含まれるアルコール量によって段階が分かれます。まず、前に書いたアルコール検査によって呼気1リットル中に0.15クラム以上のアルコールが検出されるような状態で何らかの交通事故を起こしてしまった場合には酒気帯び運転の扱いになります。
この場合、通常では3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられる場合があります。そしてこの状態で何らかの人身事故を起こした場合には最大10年の懲役に処せられる場合があります。

運転するのが難しい状態である「酒酔い運転」の刑罰

次にアルコール検査によるアルコール量が上記の酒気帯び運転よりも多く、さらに正常に運転するのが難しい状態であるというように警察側が判断した場合には酒酔い運転と呼ばれる一つ上の段階になります。この状態で何らかの交通事故を起こした場合には5年以下の懲役または100万円以下の罰金刑に処せられる可能性があります。
また、酒酔い運転で人身事故を起こしてしまった場合には最大で10年6か月の懲役に処せられる場合があります。さらにアルコール量が多く、通常の運転が明らかに困難な状態と判断された場合には最も重い危険運転と判断されます。この状態で人身事故を起こした場合には1年以上20年以下の懲役に処せられる場合があります。さらに死亡事故を起こした場合には裁判員裁判の扱いになります。