刑事事件で勾留された場合の期間

検察が10日間の勾留期間中に起訴しなければ釈放、実際は勾留延長請求をして最大20日間勾留される場合が多い

刑事事件で勾留された場合の勾留期間は、基本的には10日間となります。勾留の請求をした日から10日以内に、検察官が事件を起訴しない場合には、被疑者は釈放という流れとなります。
ただし、検察官の請求によって、裁判官がさらに10日間以内の延長を認めることができ、実際のところは、逮捕された場合には、合計で20日間勾留される場合が多いのが現状です。 

裁判官が勾留の有無を決定し、起訴後の勾留期間は2ヶ月で状況によっては延長も

そもそも「勾留」とは、被疑者または被告人を、刑事施設に拘束する処分のことです。勾留の流れについて、ご紹介します。
まず、逮捕後に検察官によって勾留の請求がなされ、裁判官が勾留質問と呼ばれる手続きを通して、被疑者の弁解を聞き、勾留の有無を決定します。勾留の必要があると判断された場合には、前述しましたように、勾留請求の日から原則10日間の範囲で勾留されることになります。 
10日間もしくは、延長で最大20日間の勾留中に起訴された場合には、勾留は起訴後も継続されます。起訴後の勾留期間は、原則として2か月となります。その後も、罪証隠滅などのおそれがある場合には、1カ月ごとに勾留が延長されるようになります。
また、保釈請求が認められた場合には、身柄は刑事施設から解放されることとなります。 

逮捕から3日以内に釈放か勾留請求か決まる

警察に何かの事件の容疑者(被疑者)として逮捕された場合、逮捕には最長3日間という制限が設けられています。こも3日間の間に、被疑者は釈放されるのか、勾留請求されるのかのどちらかに分かれます。勾留請求される場合には、前述しましたような流れとなるというわけです。
つまり、被疑者の身柄拘束は、逮捕から勾留という順番で進みます。身柄拘束という点では同じなのですが、逮捕の場合は最大3日間、勾留の場合は原則としては10日間という、期間の違いがあります。